Notes/Dominoと日本経済のこれからを考える!
- Notes/Dominoと日本経済の問題点はよく似ている
最近「Notes/Dominoシュリンクですよね…」といったことを言われることがあります。シュリンク【shrink】とは「縮む、縮小」といった意味ですが、「終焉、消滅」といったニュアンスで決めつけてくるのです。
極端な言われようだなと思いながら、私の中でふと何かが繋がり閃いたのです。なんと、Notes/Dominoと日本経済の共通点です。
何を大げさな!と思われるかもしれませんが、日本経済の問題では「人口減少」「高齢化社会」「新興国の台頭」「ガラパゴス化」などがあります。同様にNotesでは「シェア減少」「Notes技術者の高齢化」「競合製品の台頭」「Notesクライアント独自技術」など、まるで呼応するように一致するのです。
※上記以外にも多くの共通点がありますので、下部に添付した資料もご覧ください。 - 問題点に対してどのように対応してきたか
これらの問題に対して日本経済は様々な対抗策を打ってきました。貿易黒字に頼った国内生産第一主義から、海外拠点での生産など、その構造自体を大きく変えた対応もあります。では、Notesはどうでしょうか?私が知る限り、有効な対抗策が打たれている実感がありません。経済に景気刺激策があるように、Notesにも刺激策が必要なのではないでしょうか。
かつて、急激な人口増加を続けた日本経済と、頻繁にバージョンアップしたNotesは、それだけで世界を牽引する勢いがありました。
しかし、時代は変わったのです。日本の経済政策が大きく変わったように、Notesも対策を変える必要があります。ただし、変えるといっも全てを否定する必要はありません。日本の良さを活かした経済対策をしてきたように、Notesも良いものは活かし、足りないものを補う対策をすれば良いとのです。 - Notes/Dominoには最も足りないものは何か
Notesオンリーで考える時代は終わり、いかにプラスαをするかが基本ですが、そもそもNotesで最も足りないものは何でしょうか。
仕事がら、Notesについて多くのユーザーから声を聞く機会がありますが、機能、性能などのスペックに関する不満は少なく、むしろ「他製品では代替できない」といった高評価が主流です。反対に不満が多いのが「古い」「将来が不安」といったイメージ的なマイナス要因です。
ではこのマイナスのイメージに誘導される根本的な原因、一番足りないものは何かと言うと、ズバリ「話題性」ではないでしょうか。日進月歩のIT業界は常に新しい話題で持ちきりです。逆に言えば、話題性が無いものは、どんなに良いものでも「古い、先が無い」の一言で一蹴されてしまうからです。 - Notes/Domino今後の対策とは
話題性の対策で最も効果的なものは、「プロモーション」と「バージョンアップ」です。しかし、Notes/DominoがFeature Pack方式へ移行したことで、バージョンアップに伴う話題性は今後あまり期待できなくなってきました。
そこで考えたのがドミノミクスです!経済政策のエコノミクスをもじった造語で、日本ではアベノミクスが有名ですね。経済政策というと大げさですが、ドミノミクスが目指すところは話題を提供することでNotes/Domino及び、関連サービス市場の活性化であり、このブログを立ち上げた目的となります。またこのブログは、テクニカルな話題よりは、ユーザー向けの話題を多く発信することで、より大きな経済効果(Notes/Domino景気回復)を目指します。It's a Dominomics!