ドミノミクス(Dominomics)

Notes/Dominoに関わる様々な話題を提供することで、Notes/Domino+αの活性化を目指します!

Notes/Dominoと私のこれからを考える!

  • 今回は少しライトな話題を
    初回の壮大なタイトルから打って変って、なんともミクロな内容で「このブログ大丈夫か?」などと思われそうですが、初回にハードルを上げ過ぎたので「ライトな記事も投稿していきます」という意思表示なので、気軽に読んでいただければと思います。

  • 私とNotesとの関係
    私は社会人歴26年になりますが、Notesも誕生から26年という寄寓な一致もあり、ただならぬ思い入れがあります。そんな私とNotesとの出会いは、今から約20年前のNotes R3Jの頃で、当時はまだDominoという呼び名はありませんでした。
    Notesと出会う前の私は、COBOLプログラムの開発など、汎用機対応の仕事に従事しており、SIerの会社でありながら資料はワープロで作成するなど、満足にパソコンも存在しない環境でした。その後Windows95の普及によりパソコンが急速にオフィスに普及していきましたが、スタンドアロンでの利用も多く、パソコンはワープロの代替程度のものでした。
    そんな時代に彗星のように登場したのがLotus Notesであり、グループウェアという概念もそうですが、ネットワークコンピューティング時代の幕開けを実感させる衝撃の一撃でした。そしてその一撃で私はNotesに一目ぼれしてしまい、現在に
    至るまで恋の魔法が溶けず、ブログまで立ち上げてしまいました。

  • グループウェアの領域とは
    グループウェアについて少し振り返ってみたいと思います。グループウェアの領域は、掲示板、フォーラムなどの様々な情報を、広く共有するためのソフトウェアですが、ここで言う「広く共有」の範囲が、使い方によってが異なってきます。通達規程集など一方向の情報共有であれば全社員での共有に問題ありません。その一方、フォーラムなどの双方向の情報交換となると、利用範囲が知り合いに限定されやすく、なかなか知らない人との交流という壁を超えるのが困難です。この壁を超える「人」を中心としたコニュニケーションツールとして、ソーシャルウェアが普及しつつありますが、グループウェアと共通する領域もあります。

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    上図から言えることは、Notesの特徴としてグループウェアの領域を包含し且つ、より複雑なアプリケーション開発が可能(しかも比較的容易)で、これこそがNotesの強みです。その一方、より広範の人との繋がりという意味ではソーシャルウェアに軍配が上がりますが、得意分野が違うだけで、優劣をつけるものではありません。
    急にソーシャルの話を出してしまいましたが、個人的には、グループウェアとソーシャルの良いとこどりができれば最高!と日頃考えているので、少し整理してみました。

  • 今後どんな話題を提供していくか
    Notesに関連した話題を提供することをこのブログの目的にしていますが、どんな話題が興味を引くのかをずっと考えています。本来であればグループウェアのことを話題にするのが王道ですが、グループウェア市場が成熟した現状では、目新しい話題がポンポン出てくる訳ではありません。
    そこで、できるだけNotes+α(プラスアルファ)の話題を提供したいと思います。例えばソーシャルウェアとの共通点と踏まえて、棲み分けや連携の方法を考えてみたり、注目のWatsonとからめて、コグニティブ連携なども話題にできればと考えています。そして、こういったNotesの枠を広げたり、他ソリューションとの関係を築く仕事に携わることで、自分の幅も広げていくことが個人的な目標です!

Notes/Dominoと日本経済のこれからを考える!

  • Notes/Dominoと日本経済の問題点はよく似ている
    最近「Notes/Dominoシュリンクですよね…」といったことを言われることがあります。シュリンク【shrink】とは「縮む、縮小」といった意味ですが、「終焉、消滅」といったニュアンスで決めつけてくるのです。
    極端な言われようだなと思いながら、私の中でふと何かが繋がり閃いたのです。なんと、Notes/Dominoと日本経済の共通点です。
    何を大げさな!と思われるかもしれませんが、日本経済の問題では「人口減少」「高齢化社会」「新興国の台頭」「ガラパゴス化」などがあります。同様にNotesでは「シェア減少」「Notes技術者の高齢化」「競合製品の台頭」「Notesクライアント独自技術」など、まるで呼応するように一致するのです。
    ※上記以外にも多くの共通点がありますので、下部に添付した資料もご覧ください。
  • 問題点に対してどのように対応してきたか
    これらの問題に対して日本経済は様々な対抗策を打ってきました。貿易黒字に頼った国内生産第一主義から、海外拠点での生産など、その構造自体を大きく変えた対応もあります。では、Notesはどうでしょうか?私が知る限り、有効な対抗策が打たれている実感がありません。経済に景気刺激策があるように、Notesにも刺激策が必要なのではないでしょうか。
    かつて、急激な人口増加を続けた日本経済と、頻繁にバージョンアップしたNotesは、それだけで世界を牽引する勢いがありました。
    しかし、時代は変わったのです。日本の経済政策が大きく変わったように、Notesも対策を変える必要があります。ただし、変えるといっも全てを否定する必要はありません。日本の良さを活かした経済対策をしてきたように、Notesも良いものは活かし、足りないものを補う対策をすれば良いとのです。
  • Notes/Dominoには最も足りないものは何か
    Notesオンリーで考える時代は終わり、いかにプラスαをするかが基本ですが、そもそもNotesで最も足りないものは何でしょうか。
    仕事がら、Notesについて多くのユーザーから声を聞く機会がありますが、機能、性能などのスペックに関する不満は少なく、むしろ「他製品では代替できない」といった高評価が主流です。反対に不満が多いのが「古い」「将来が不安」といったイメージ的なマイナス要因です。
    ではこのマイナスのイメージに誘導される根本的な原因、一番足りないものは何かと言うと、ズバリ「話題性」ではないでしょうか。日進月歩のIT業界は常に新しい話題で持ちきりです。逆に言えば、話題性が無いものは、どんなに良いものでも「古い、先が無い」の一言で一蹴されてしまうからです。
  • Notes/Domino今後の対策とは
    話題性の対策で最も効果的なものは、「プロモーション」「バージョンアップ」です。しかし、Notes/DominoがFeature Pack方式へ移行したことで、バージョンアップに伴う話題性は今後あまり期待できなくなってきました。
    そこで考えたのがドミノミクスです!経済政策のエコノミクスをもじった造語で、日本ではアベノミクスが有名ですね。経済政策というと大げさですが、ドミノミクスが目指すところは話題を提供することでNotes/Domino及び、関連サービス市場の活性化であり、このブログを立ち上げた目的となります。またこのブログは、テクニカルな話題よりは、ユーザー向けの話題を多く発信することで、より大きな経済効果(Notes/Domino景気回復)を目指します。It's a Dominomics!